医療アートメイクを受ける前に知っておきたいデメリット

消せないデメリット

医療アートメイクは、眉やアイラインなど普段ならば手でメイクをしている部分の肌に色素を入れることで、素肌の状態でもメイクをしたように見える施術です。
忙しい朝にメイクの時間を短縮できるなどのメリットがあります。しかしながら、メリットだけではなくデメリットもあるので注意しなければいけません。

まず、しばらくは医療アートメイクを消せないということは承知しておかなければいけません。
刺青とは違い表皮に色素を入れるだけなので肌の新陳代謝でいずれは消えるものでありますが、一度施術をすれば1年から3年は色が持つとされています。
もし、施術をした後に、仕上がりが気に入らなくても消えるまでは我慢を強いられることになるでしょう。

痛みやダウンタイム

痛みもデメリットとして挙げられます。
針を使って色素を肌に入れていくのですが、その際に感じる痛みは個人差がありますが毛を抜くくらいです。施術をするときには、麻酔をするので辛くはないでしょうが、麻酔が効き始める前と効果が薄れた直後には多少の痛みを感じることになるでしょう。
しかしながら、痛みに弱い人は、施術前後の痛みも我慢できない可能性があります。なお、医療アートメイクは、期間をおいて2~3回は施術を受けなければいけません。1回の施術で終わらないということは、痛みを耐える回数が増えますし、通院の手間もかかります。

針を肌に刺すことで起きるダウンタイムも問題です。
小さな傷口から、細菌が入れば炎症・感染症となるリスクがあります。ダウンタイムが治まる1週間から2週間程度は、傷口を清潔に保つためプールや温泉などは避けた方が良いですまた、カサブタが気になっていても指で触ってはいけません。カサブタが剥がれてしまうと、色が落ちてしまう可能性がありますし、傷口の治りが遅くなり感染症などのリスクが高まります。
ダウンタイムは色を定着させる期間ですから、カサブタ以外にも色落ちにつながる行為があります。
例えば、運動や飲酒など大量の汗をかくと、色が落ちる可能性があります。ダウンタイム中は、該当する行為をしないように心がけましょう。

内容にもよりますが、インクに金属成分が含まれている場合はMRI検査を受けることができません。MRIが発する電磁波が金属成分に反応して発熱する恐れがあるためです。
金属成分の含有量が少量であれば問題ないのですが、多量であることがわかっているのであれば、医師からMRIを提案されたときに医療アートメイクを受けていることを伝えましょう。